ワンちゃんは痛くても、痒くても、具合が悪くても、飼い主さんに直接伝えることができません。ですが何らかの形で飼い主さんにシグナルを送っているはずです。よく観察してそのシグナルを見逃さないようにしてください。健康なワンちゃんは表情がくるくる変わり、好奇心旺盛に元気良く遊んで、気持ちよさそうに眠っているはずです。抱き上げると見た目よりもしっかりとした重みがあり、とてもやわらかく、温かく、丸々としています。はじめのうちは毎日の生活の中でいくつかの項目をしっかりとチェックしてあげましょう。
「食」食欲はありますか?
元気良くご飯を食べているでしょうか? おなかがいっぱいのワンちゃんはおなかがしっかりと張って弾力があると思います。 食が細い子は特に注意が必要です。
「便」うんちの状態はどうですか?
ワンちゃんはご飯を食べたあとにうんちをする事が割りと多いです。ティッシュでつかむとシーツに若干の跡が残る程度の硬さが一番良い状態だと思います。うんちの硬さは食べているご飯によって変わってきます。 また、ごはんを食べる量によっても変わってきます。ご飯の量が少ないとうんちは硬くなりますし、多いとやわらかくなりますのでご飯を上げる量の一つの目安にしてください。当店ではワンちゃんをお渡しする前に健康診断を行っており検便を必ず行っておりますが、環境の変化によりお腹の細菌のバランスを崩してしまったり、寄生虫などが増えてしまったりすることがあります。軟便が続くようでしたら早めの治療が必要となります。動物病院にかかり原因をつきとめて適切な処置をしてもらいましょう。 便の状態は健康チェックの一番のバロメーターです。しっかりとチェックしてあげましょう。
「元気」ワンちゃんはやんちゃに遊んでいますか?
もしもボーっとしている時間が長かったり、遊んであげてもすぐにへたへたと座り込んでしまったり、明らかにいつもより元気がなかったりするようでしたら、疲れが出てしまっている可能性があります。ご飯を食べる前後やぐっすりと眠ったあとなどは元気な動きをしていると思います。遊んでいるときでもワンちゃんの健康チェックはしっかりとしてあげましょう。
ワンちゃんがお家に来て一週間は慣れない環境に戸惑いストレスをもっとも感じる期間です。いじりすぎたり遊ばせすぎたりするとストレスにより体調を崩してしまうこともありますし、それが原因で病気になってしまうこともあります。睡眠をたくさんとらせてゆっくりとした環境を作ることにより、新しい環境とご家族に慣れさせてあげてください。