お家に帰ったら
初めての環境は、ワンちゃんやネコちゃんでなくとも緊張します。『抱っこしたい』『いっぱい遊びたい』と思われるかもしれませんが、ワンちゃん・ネコちゃんにとっては体調を崩す原因にもなりかねません。ワンちゃん・ネコちゃんが新しいお家に慣れて気持ちが落ち着くまで、そっと見守ってあげましょう。
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- 睡眠について
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ワンちゃん・ネコちゃんの
赤ちゃんの睡眠時間は1日に17~20時間30分遊んだら休憩
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生後2ヶ月のワンちゃん・ネコちゃんは1日17〜20時間睡眠をとります。当日(お家に初めて帰った日)はとても疲れているため、サークルの中でゆっくりと寝かせてあげてください。最初の1週間は1回に30分程度、1日3〜4回遊ばせてあげてください。1週間経って慣れてきたら、少しずつ遊ぶ時間を増やしていきましょう。
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- 子犬・子猫の体温調節について
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適正室温
20~25℃ 適正湿度:50〜55% -
子犬・子猫は体温調節が上手ではありません。夏は暑くなりすぎると熱中症や脱水症状等が、冬は寒くなりすぎると風邪等、体調不良の原因になります。室温管理を心がけてあげてください。
- 空調の風が直接当たらないようにしてください。
- 夏は直射日光が当たらないようにしてください。
- 窓際は温度が変動しやすいため、サークルは窓際に置かないようにしてください。
- 夏はクールマット、冬はペットヒーターをサークルに入れておくと良いでしょう。
- ワンちゃんやネコちゃんはお家の環境に慣れるまで、下痢や嘔吐をしてしまう場合があります。
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- 下痢や嘔吐の原因はさまざまですが、環境の変化や内部寄生虫によるものなどが考えられます。当社で便検査・駆虫は済んでおりますが、個体差により100%完璧な駆除が出来ない場合もあります。
- 一度に多く食事を食べてしまったり、食後に遊んだりして嘔吐をする場合もあります。
- 元気、食欲のある軽度の下痢は緊急でない場合が多いですが、次の日も症状が改善されなければ購入店までご連絡ください。
- ご飯を食べてもその後嘔吐をして、かつ、元気が無いなど体調に異変が見られましたら、様子を見すぎずに購入店までご連絡ください。
低血糖について
どんな状態なの?
生後3か月までの小型犬は、血糖値を一定に保つことが上手ではありません。脳の細胞は、ブドウ糖以外の栄養分を使うことができないため、低血糖により、様々な症状がみられ、重度の場合、命にかかわる事があります。
症状は?
- 声かけに対する反応が鈍い。
- じっとして、ぼんやりしている。
- 体が冷たい。
- 体がゆらゆら揺れる。
- 首を後ろに曲げ、体が突っ張る。
- ぎくしゃくした動き。
- 重症では、意識がなく、ぐったり横になり、ケイレン発作が見られます。
予防できるの?
まずは、一日に必要な食餌の量をその子犬にあった回数(2~4回)に分けて、きちんと食べきることが大切です。健康上の問題がなくても、低血糖になることがあります。いつもより数時間食事の間隔が開いた、たくさん遊び運動した、体がぬれて寒く震えていた、などいつもよりカロリーを消費した時や、食べた後に吐いてしまったときは、要注意です。また食べたいのに食べきれない、上手に食べられないなど、食べやすい工夫も必要です。人の手やスプーンで、直接子犬の口にフードを運んであげると、食べ始めることもあります。無理をすると、のどに詰まらせたり、吐いてしまうこともありますので、様子を見ながら行います。病気が原因で食欲がない場合は、その病気を治療する必要があります。心配な様子があれば、購入店までご連絡ください。
処置は?
- 食事の時間はまだでも、いつものフード、お気に入りの食べ物を与えて、症状に改善があるか確認します。重症時は、即効性のあるブドウ糖がおすすめですが、糖分を含むスポーツ飲料やガムシロップも代用できます。同時に湯たんぽやホットマットで、体を温めると良いでしょう。
- 自力で飲み込めない時は、すぐに病院へ連絡してください。