猫のしつけ
トイレのしつけ方
- 排便・排尿のタイミングを見極める
-
排泄タイミングは寝起き
遊んだあと
食後まず始めに、トイレの置き場はしつけが終わるまで同じ場所に置いてください。トイレ砂は全て交換するのではなく、一部臭いのついた砂を残して交換をしてください。そして、ネコちゃんの排便・排尿のタイミングを見極めます。大半のネコちゃんは「寝起き」「遊んだあと」「食後」に排泄します。特にこの3つのタイミングの後に、うろうろと落ち着きがない行動をとれば比較的高い確率で排泄しますので、すぐにトイレの上にのせてあげてください。
そして排泄が終わるまでその場から出さないようにしてください。
- お家に来て2〜3週間経ったら、自分からトイレに行くように習慣づける
- 遊んであげる時間を少しずつ延ばしていくと同時に、直接トイレに連れて行っていたのを、トイレの一歩手前で降ろして自分からトイレの上に乗るように仕向けます。上手に出来るようになったら、トイレの二歩手前で降ろす、三歩手前で降ろす...と距離を伸ばしていき、どこで遊んで居ても自分からトイレに行けるように訓練します。
- できたらほめてあげる
-
上手にできたらしっかりと、大げさにほめてあげましょう。そしてその後は少し遊んであげてください。決められた場所で排泄すると『ほめてもらえて遊んでくれるんだ』とネコちゃんに教えてあげるのです。
- 失敗しても叱らない
- 失敗した場合もネコちゃんを絶対に叱らないでください。幼いネコちゃんには、まだトイレの場所が分からなくても仕方がないことなのです。失敗した時に叱ってしまうと『おしっこをしたから叱られたんだ』と勘違いして、陰に隠れて用を足すようになってしまうおそれがあります。失敗した場合には臭いが残ってしまいます。ネコちゃんは臭いが残っていると同じ場所で排泄する習性があります。消臭剤などで臭いを完全に取り除いてください。
- 常に清潔にしておく
- ネコちゃんはとても綺麗好きですから、トイレが汚いと他の場所で排泄することがありますので注意してください。
トイレの置く場所
静かで落ち着ける場所が理想的です。
また、目の届く場所においてあげると、日ごろの排泄の回数や量などがわかり、健康管理をしやすくなります。
トイレを設置してはいけない場所は、「ネコちゃんが過ごしている部屋ではない別の部屋」「洗面所」「玄関先や廊下」です。
- 1他の部屋にトイレがある場合、特に夏と冬の冷暖房を使用している時期は扉が閉まっていることが多く、トイレに行けないので排泄を我慢してしまい泌尿器系の病気になりやすくなります。
- 2洗面所にトイレがある場合、洗濯機が近くにあると振動や音でびっくりしてしまうことがります。
- 3玄関先や廊下にトイレがある場合、人の通りが多い場所は気が散って落ち着かないこともあります。
ネコちゃんが落ち着いて排泄しやすい静かな場所を探してあげましょう。
「動物の愛護及び管理に関する法律(動愛法)」には飼主責務に関する記述があります。法第7条では、動物は “ 命あるものである ” ことを十分に自覚し、その種類・習性等に応じて適正に飼育・保管することにより、“ 動物の健康及び安全 ” の保持に努めること。
また “ 動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、人の迷惑を及ぼすことのないよう努めること ” が述べられています。しつけは人間との共生には欠かせません。