検査済証について
検査済証発行からお店に移動するまでに行なうこと
-
- 1検査済証発行
-
生体管理センターでの検査を終えたワンちゃん・ネコちゃんに検査済証を発行します。
-
- 2駆虫プログラム
-
受け入れ検査を終えたワンちゃん・ネコちゃんには寄生虫を除去するお薬を全頭に飲ませています。
-
- 3ワクチン接種
マイクロチップの装填 -
全てのワンちゃん・ネコちゃんにワクチン接種およびマイクロチップの装填を行います。
- 3ワクチン接種
- 生体管理センターでの検査を終えたワンちゃん・ネコちゃんに検査済証を発行します。
検査済証に記載されている項目の説明
2 3 4 4
1 5
-
- 1膝蓋骨脱臼(patella dislocation)
-
膝蓋骨とはいわゆる一般に言われる「ヒザのお皿」で、アーモンドの形をした骨です。膝蓋骨脱臼とは、この膝蓋骨が大腿骨の溝(大腿骨滑車)より内方、あるいは外方にはずれた状態を言います。
GⅠ:一般症状・触診によって容易に診断は可能で、足を伸ばして膝蓋骨を指で押すと簡単に脱臼するが、押すのを止めると元に戻る様な状態。
GⅡ:膝の関節を曲げると膝蓋骨は脱臼するが、足を伸ばすと元の位置に戻る様な状態。
GⅠや GⅡの一部は手術をせず経過観察で十分な場合も多く、筋肉のつき具合等で脱臼が起こりにくくなる場合もあります。GⅡでも痛みがあったり、それ以上のGの場合は手術が必要になる事もあります。高い所からのジャンプや滑りやすい環境等はこの危険性が高まるので注意した方が良いでしょう。
成長の過程で症状が変化したり、検査済証の検査以降に症状が確認される事があります。
-
- 2潜在精巣(陰睾)
-
子犬の精巣は、生まれた時は腹腔内に存在しますが、約生後1週間で腹筋と太ももの筋肉の隙間(鼠経綸)を通って、鼠経部に達しその後約1ヶ月で陰いんのう嚢という袋の中に降りてきます(精巣下降)。その後、生後約10~14週までは、鼡径部で上下移動を繰り返す為、検査日に陰嚢の中に精巣が降りきっておらず、太ももの付け根付近に精巣が確認できたもので、陰嚢まで下せるものは、精巣下降していると判断しています。潜在精巣は犬で劣性遺伝すると言われており、繁殖には向きません。潜在精巣は、犬で老齢期に腫瘍になる危険性が正常な精巣に比べて非常に高いため、予防には子犬の時期に去勢手術が有効です。
-
- 3臍ヘルニア
-
左右の腹筋の繋ぎめに臍輪という穴が閉じずに残り、腹腔内脂肪などが出入りしているものがみられます。小さいもので悪化も無く、成長に伴い問題の無い場合も多いのですが、穴が大きく脂肪だけでなく腹腔内臓器が出てくる場合や、内容物が出たまま戻らなくなってしまう場合は、手術が必要です。
-
- 4鼡径ヘルニア
-
足の付け根に存在する、お腹から足先へ血管や神経を通す為に元々ある穴が生まれつき大きかったり、成長の過程でその隙間がさらに広がったり、急にお腹の内側の圧力が高くなる事で広がったりして、腹腔内脂肪や腸や膀胱が脱出した状態。腸や膀胱が大きく脱出したり、戻らなくなると、緊急手術が必要とされることがまれにあります。
-
- 5泉門開存
-
子犬は生まれてくる時、まだ頭蓋骨の連結が不完全で、狭い産道を通るために、頭蓋骨を重ね合わせ、頭を小さくします。骨と骨の隙間を泉門とよびます。 骨と骨の完全にふさがるまでの時間には、個体差ありますが、成犬時までに閉鎖します。ただし、チワワでは、成犬時に中央の大泉門の開存があっても、異常なしと認められてます。しかし、頭部の一部が骨に守られていないので、鋭利なものがあたってしまわないように、注意してください。泉門の開存自体は、水頭症を示すものではなく、 診断には画像診断や脳圧の測定など精密検査が必要です。
上記の5つの項目について
遺伝性の可能性も指摘されていて
ブリーディングには不向きです。