動物からの感染症への注意
ワンちゃん・ネコちゃんから人に病気が感染することがあります。ワンちゃん・ネコちゃんの健康と人の健康を共に守る方法を知り、家族みんなで安心・安全なペットライフを送りましょう。
犬・猫から人間に感染するおもな病気
病名 (病原体) |
感染経路 | 人間の症状 |
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発症している動物に咬まれる | 疼痛・頭痛他に神経症状として恐水、幻覚、最終的に死亡する |
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菌を含んだ尿が口に入る | 発熱、頭痛、筋肉痛、結膜炎重症では黄疸、嘔吐、血尿 |
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咬まれる、引っかかれる、唾液が口に入る | 咬まれた部位の腫れ、化膿、発赤、疼痛、唾液による感染では痰、血痰が出たり、気管支炎、副鼻腔炎がおこる |
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猫に咬まれ引っかかれる (猫は不顕性感染で無症状) |
創傷部位の丘疹、膿、水疱など1〜2週間後、傷の傍のリンパの腫れと痛み、発熱、頭痛などの全身症状 |
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糞便の汚染物が口に入る | 嘔吐や下痢、発熱などの食中毒の症状 |
猫 |
糞便の汚染物が口に入る 体毛の虫卵が口に入る |
幼虫が体内を動き回り、肝臓の腫れ、発熱、咳、関節の痛みなど、まれに幼虫が目に入り失明することがある |
- 飼い主さんが気をつけなければいけないことは?
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- 犬の狂犬病予防注射と登録をしましょう。
- 濃厚な接触を控えましょう。(口移しなど)
- 動物にさわったら必ず手洗いやうがいを励行しましょう。(小さなお子さんにも習慣づけること)
- ワンちゃん・ネコちゃんの身の回りを常に清潔にし、糞尿は速やかに処理しましょう。
- 輸入野生動物の同時飼育は避けましょう。