猫のしつけ
爪とぎのしつけ方
ネコちゃんの爪とぎには、爪のお手入れやストレス発散、においをこすりつけてなわばりの主張といった意味があります。
家具や柱で爪とぎをしないように爪とぎ器を置き子猫のうちにしっかりと教えましょう。
- 爪とぎの動作を繰り返し教える
- 違う場所で爪をとごうとした場合は、爪とぎ器の前へ連れて行き、前足を持って爪とぎの動作を教えます。この動作を繰り返し行って教えてあげてください。
ネコちゃんが爪とぎをするタイミングは「寝起き」「興奮した時」「ご飯の後」です。
- できたらほめてあげる
- 爪とぎ器で爪とぎをした場合は、うんとほめてあげてください。ほめられるとネコちゃんも嬉しいので、爪とぎが上手になります。古くなり、とぎ心地の悪くなった爪とぎ器は使わないというネコちゃんも多いので、ある程度古くなったら取り替えてあげましょう。
- 爪とぎ器はいろいろな種類を置こう
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ネコちゃんによっては好みがあります。キャットタワーやダンボールなど様々なものがありますので、ネコちゃんの好みや成長に合わせていろいろな種類の爪とぎ器を用意しましょう。
- 爪とぎ器の素材
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- ダンボール製
すぐ捨てられて取り替えやすい素材。爪とぎによって出てくる「とぎカス」は多めです。 - 麻製
「とぎカス」があまり出ない。キャットタワーなどに多くあります。 - 木製
「とぎカス」があまり出ない。丈夫なため比較的長く使えますが、処分するのに手間がかかる場合もあります。 - カーペット製
「とぎカス」は少なめ。こちらも丈夫で長持ちするタイプです。
- ダンボール製
- 形状・置き方
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- タテ置き
寝起きなどのストレッチ感覚で爪とぎをします。
ダンボール製や麻製が多いです。猫ちゃんが後肢で立ち、背伸びをして前肢をのばしたとこ までの高さがおすすめです。 - ヨコ置き
興奮した時やご飯の後などで爪とぎをします。
ダンボール製やカーペット製が多いです。滑り止めがついているものがおすすめです。
- タテ置き
「動物の愛護及び管理に関する法律(動愛法)」には飼主責務に関する記述があります。法第7条では、動物は “ 命あるものである ” ことを十分に自覚し、その種類・習性等に応じて適正に飼育・保管することにより、“ 動物の健康及び安全 ” の保持に努めること。
また “ 動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、人の迷惑を及ぼすことのないよう努めること ” が述べられています。しつけは人間との共生には欠かせません。